プログラムを書く環境を整える
この記事にしたがってインストールなどをしていくことで、サークルの活動にプログラムを書けば参加できる環境構築ができるはずです。それでは、始めていきましょう。
A. プログラムを最低限書けるようにしよう
(macOSのみ) Xcode Command Line Tools (CLT)を入れる
- Spotlightなどを使ってターミナル.appを起動しよう。このあとも使い続けるのでdockに入れてもいいかも
- ターミナルで
xcode-select --install
と打つ。結構時間がかかるので、じっくり待とう。 - エラー表示が出てなければ導入完了!
VS Codeをインストールする
Windows
- このページを読んでインストールする
- ショートカットから起動できることを確認しよう
Mac
- 先にこの下のパッケージマネージャーの節にある
homebrew
を入れる brew install --cask visual-studio-code
を入力- SpotlightでVS Codeを見つけて起動できればとりあえずOK
- VS Codeを起動し、Command + Shift + Pを押してから、
shell command
と入力。PATHにcode
をインストールを選択 - ターミナルでcodeと入力し、VS Codeが立ち上がることを確認
B. パッケージマネージャーでソフトを管理しよう
Windows - Chocolateyを導入しよう
- このページにアクセス
- Powershellを管理者権限で起動する。サイトの
Install Chocolatey for Individual Use
の真ん中にあるコマンドを入力し、エンターキーを押す。 - 管理者権限を持っていない場合、このページに従おう。
choco -?
でヘルプ画面が見えたらOK
Mac - homebrewを導入しよう
- brew.shの
Install Homebrew
の下にあるスクリプトをコピーして、ターミナルに貼り付けて、エンターを押す brew --version
でバージョンが表示されたらOK
Linux
割愛。apt
なりpacman
を使っているはずなので自分で調べてね
なぜパッケージマネージャーが必要なのか
パッケージマネージャーの強みは、コマンド一つでソフトウェアをインストールして、使用可能な状態にもっていけることです。パッケージマネージャーがなければ、すべてのソフトウェアの依存関係をすべて調べて、必要そうなライブラリをかき集め、やっとソフトウェアが動くということになります。ストレスフルですね。パッケージマネージャーは、インストールだけでなく、削除や更新、ソフトウェアの検索もできるので、導入をおすすめしています。
C. gitをインストールしよう
Windows
- Powershellを起動し、
choco install git -y
を打つ git -h
でヘルプ画面が出ることを確認できればOK
macOS
もともとxcode-select
に入っているので、git -h
でヘルプ画面を確認できればOK。
違うバージョンのgit
を使いたい人はbrew install git
で
Linux
マネージャ(apt
とかpacman
)で入れる。問題が生じたらArch wikiかdebianのメーリスとか見る。できれば一次ソースを見るようにしたほうがいい。
D. Pythonをインストールしよう
Pythonが使えると便利なことが多いので紹介しておく。
Windows
詳しくはこのページにあるよ。
- ダウンロードリンクから好きなバージョンのファイルをダウンロード。
- ダウンロードしたファイルを実行し、インストールウィザードに従う。一番最初に
Add Python 3.x to PATH
をクリックし、チェックマークがついていることを確認。 - 終わったら、コマンドプロンプトで
python --version
を打って、バージョンが出ればOK
macOS
brew install python3
をターミナルで打つ。python3 --version
と打ってバージョンが出ればOK
Linux
略。ちなみにgnome
はapt remove python3
で破壊できる。
E. hugoをインストールしよう
hugoのgetting startedに従おう。以下では手順を簡単に記しておく。サークルのページで使っているのはHugo-extendedなので、インストール時にhugo-extendedをインストールするようにしよう。
Windows
Chocolatey
を導入している環境ならchoco install hugo-extended -confirm
をPowershellなどに入力hugo -h
とかでヘルプ画面が出ればOK
Mac
- homebrewを使っているなら
brew install hugo
- tarballがいいならtarballを拾ってきて
tar xvf
とかする
- tarballがいいならtarballを拾ってきて
hugo -h
とかでヘルプ画面が出ればOK
Linux
apt
でとってこれるバージョンが古いことが多い(debianのパッケージのリリースサイクルを考えたら当たり前)なので、ここにあるバイナリを/usr/local/bin
とか/usr/bin/
とか$HOME/.bin/
とかに配置する。debianとかならdpkg
でもよい
インストールが終わったら
サークルのHPを手元で動かしてみよう。打つコマンドは以下の通り。
git clone --recursive https://github.com/RICORA/alg-HP.git
cd alg-HP
hugo server
3.まで終わったらhttp://localhost:1313
にアクセスして、ここにあるようなサイトが表示されていれば成功!
F. node.jsをインストールしよう
Windows
- node.jsのダウンロードページからWindows Installerを選んで、.msiファイルをダウンロード
- ダウンロードしたインストーラーを開いて、ウィザードの指示に従ってインストールする
- Powershellかコマンドプロンプトを開いて、
node --help
とnpm help
の両方でヘルプ画面が出ればOK
Mac
- node.jsのダウンロードページからmacOS Installerを選んで、.pkgファイルをダウンロード
- ウィザードが開くので、ウィザードの指示にしたがってインストールする
- ターミナルを開いて
node --help
とnpm help
の両方でヘルプ画面が出ればOK
Linux
nvm
を入れる。ここにあるコマンドをコピペ。nvm install (version)
とかnvm install latest
でnode.js
を入れるnode --help
とnpm help
でヘルプ画面が出ればOK
インストールが終わったら
サークルのwikiを手元で動かしてみよう!打つコマンドは以下の通り。
git clone https://github.com/RICORA/alg-wiki.git
cd alg-wiki
npm i honkit katex
npm run serve
4.まで終わったらhttp://localhost:4000
にアクセスして、ここにあるようなサイトが表示されていれば成功!